きょうから4日間の日程で始まる米国の与党民主党の全国党大会。大会初日のきょう、事実上の公約となる党の政策綱領を採択する見通し。この中では、貧困層低所得者の底上げと、中間層への支援による経済成長を掲げるほか、人工妊娠中絶の権利を擁護する姿勢を強調している。また、中東情勢については、イスラエルの安全保障に対する米国の関与は揺るがないとしたうえで、イスラエルとパレスチナの2国家共存による和平の実現を目指す立場を示している。民主党は再選を目指していたバイデン大統領が先月、選挙戦からの撤退を表明し、副大統領のハリス氏が今月、党の大統領候補に指名され交代するという異例の展開となった。そうした中で初日のきょうは、会場でバイデン氏が演説し、ハリス氏への支持を改めて強調する予定で、民主党としては大会を党の結束を確認する場にしたい考え。対するトランプ前大統領。17日、選挙結果を左右する激戦州の1つ、ペンシルベニア州で集会を開き“今の政権で副大統領の立場にいるのに政策を実行していない”と批判した。最新の各種世論調査の平均。今月18日の時点の支持率は、ハリス氏は48.1%、トランプ氏は46.7%と、きっ抗している。