- 出演者
- 栗原望 油井秀樹 酒井美帆
オープニング映像が流れた。
18日、東部・ペンシルベニア州に現れた青いバス。ハリス氏は副大統領候補のウォルズ氏とともにペンシルベニア州西部・ピッツバーグを訪れた。最新の各種世論調査の平均でハリス氏とトランプ氏の全米での支持率は拮抗。一方、選挙結果を左右するとされる7つの激戦州ではトランプ氏が5州でハリス氏を上回っている。ただ、その差は最大でも2ポイントで、ペンシルベニア州ではわずか0.1ポイント。ハリス氏はペンシルベニア州各地をまわって演説を行い支持を呼びかけている。一方、返り咲きを目指すトランプ前大統領も同じペンシルベニア州で集会を開き、ハリス氏を批判した。こうした中、与党民主党が19日午後、日本時間のあす午前から4日間の日程で全国党大会を開き、初日には事実上の公約となる党の政策綱領を採択する見通し。党大会ではバイデン大統領のほか、オバマ元大統領やクリントン元大統領らが演説予定で、党を挙げてハリス氏を支える姿勢をアピールすることにしている。最終日にはハリス氏が演説し決意を訴えることにしており、「この党大会をハリス氏のもとでの結束を強固にする機会に」とし、トランプ氏に対抗する機運を盛り上げたい考え。
バイデン大統領が選挙戦からの撤退を表明して1か月。民主党大会の主役が代わったが、新たな主役・ハリス氏についてワシントン支局・高木さんは「ハリス氏はバイデン大統領の選挙戦からの撤退後、急速に支持率を伸ばしており、今回の党大会はその勢いを確実なものにするための機会にしたいと考えている。民主党内の雰囲気は”イケイケムード”とも言える状況。バイデン氏が6月下旬の討論会で精彩を欠いたあとのどんよりした空気からは一転した状況に民主党幹部は『エネルギーは天井を突き破る勢いであり電撃的なもの。フィラデルフィアとデトロイトでの集会に行ったが、あのような光景は見たことがない。勢いはすでに我々の側にあり、この大会に向けて更に大きくなることを願う』と話していた。一方、ハリス氏がバイデン氏からバトンを渡されてからまだ1カ月足らず。有権者の多くが『ハリス氏はどういった人物なのか』というのを実はまだよく知らない。そうした中、ハリス氏が最も親しい友人と呼び、国内外のメディアから取材が殺到している高校時代の友人がインタビューに応じた」と伝えた。
カナダ東部モントリオール。ハリス氏は10代の多感な時をこの町で過ごした。ジャマイカ出身の父親とインド出身の母親のもとアメリカ・カリフォルニア州で生まれたハリス氏。幼い頃両親が離婚し12歳の時、乳がんの研究医だった母親に連れられモントリオールに移り住んだ。ハリス氏と高校で親友となったワンダ・ケーガンさんの話が紹介された。ハリス氏がダンスを踊る動画ははTikTokなどSNSで拡散され若者を中心に人気を集めている。その動画に度々登場する言葉が”brat”。”悪ガキ””わんぱく”といった意味だがハリス氏の”親しみやすさ”を表すキーワードとなっている。ハリス氏には高校時代から”正しくないと思うことにためらわず声を上げる”一面があったという。ケーガンさんは養父に性的虐待を受けていたがハリス氏が手を差し伸べたと紹介された。女性・アジア系初のアメリカ大統領を目指すハリス氏、長くアメリカ社会を覆ってきた「ガラスの天井」を破れるとすればハリス氏しかいないとケーガンさんは感じている。
シカゴの高木さんと中継。ハリス氏課題は。高木さんは「超大国アメリカを率いていくだけの力の証明が必要」「ポイントは党の政策綱領と最終日の演説」「党大会はハリス氏にとって党を結束させる最大のチャンスであると同時に真の実力が試される機会」などと話した。
幽霊が出ると言われるイギリスのドレイク島が売却されることに。伝説ではここで死亡した15人の兵士が今も訪問者を守ってくれるとのこと。現在の所有者は、説明できないようなことが起きると言う。
ミャンマー軍による航空燃料の入手ルートの実態や解決策について、高橋記者は「ミャンマーとタイは隣国でかつ、長年にわたり軍同士の結びつきが強く、外交関係者の間ではかねてから、軍事物資がミャンマーに流れているのではと指摘されてきた。その実態が今回、報告書により明らかにされた。今後、タイ側との取り引きが難しくなれば、軍は別の新たなルートを設けることは間違いなく、いたちごっこの状況が続く。ミャンマー軍の軍事物資の取り引きの動きを細かく追うことができる国際的な包囲網を構築し、軍が新たに手を打つことができないようにしなければ、入手ルートを根絶やしにすることができない。ミャンマーに近いと指摘される国々をいかにして、国際的な包囲網の中に取り込み、制裁を手動する欧米が各国をまとめ、一致した対応が取れるかがカギとなっている」などとした。
今年の秋の大統領選挙の結果はFRBの金融政策への運営にも影響を及ぼすかもしれない。注目はトランプ前大統領の発言。トランプ氏はこれまでにもFRBについて、大統領選挙前に利下げするべきではないと、けん制する発言をしている。サマーズ元財務長官は「経済を予測する能力と不動産の経営者としての能力は全く異なる」などと批判した。
21日多くの日本の自動車メーカーが生産拠点を置くタイとインドネシアで金融政策をきめる会合が開かれる。両国とも利上げを繰り返してきた。その結果、自動車の新車販売に影響が出ている。タイは今年上半期の新車販売が去年ん同期比24％減少、インドネシアでも19％減少している。背景には自動車ローンの金利高止まりや金融機関の審査の厳格化がある。経済界からは利下げを求める声が上がっている。アメリカより先に利下げを行った場合、再び通貨安に見舞われるリスクもあるため、今後の政策を巡って中央銀行がどのような発信をするかが注目。
半導体受託生産で世界最大手台湾TSMCによるヨーロッパ発の工場の起工式が20日、ドイツのドレスデンで行われる。ロンドンから中継。ドイツの新工場で生産されるのは車向けの半導体などで、スマートフォンに使われるような先端半導体ではない。TSMCはこれまで台湾の中で大量の半導体の製造を請け負ってきたが、ドイツで生産することで、製品を部品メーカーなどに効率的に納入できる。生産開始は2027年末を目指すとしている。新型コロナの感染拡大では、サプライチェーンが混乱し、半導体不足に陥った。半導体生産が集中している台湾の地政学的リスクも念頭にあるとみられる。EUは半導体生産の海外への依存を減らそうと、世界シェアを2030年に20％とする目標を掲げている。今回TSMCの投資額は100億ユーロ（1兆6000億円余）。欧米メディアによると、ドイツ政府が補助金で支援する見込みで、ショルツ首相も起工式でスピーチを行う予定。
先月、ドイツのBMWが一部の車種を値上げ。またアウディも一部値上げに踏み切った。中国メーカーの間でもNIOや理想自動車などで値下げキャンペーンを縮小する動きが出始めた。背景には競争激化による収益悪化。シェア拡大から収益重視にかじを切る動きが出ている。BYDやテスラなどがこれに追随するかが今後の焦点となりそう。
中国・習近平国家主席は北京を訪れているベトナムの最高指導者、トーラム共産党書記長と会談した。習主席は同じ社会主義国として協力関係を深めていく考えを強調した。中国は日本、米国との関係強化にも取り組むベトナムの取り込みを図る狙いがあるとみられる。
米国軍と韓国軍は、朝鮮半島有事を想定した定例の合同軍事演習をきょう開始した。きょうから29日までの日程で行われる米韓合同軍事演習では、多領域に渡る訓練が行われる。初めて北朝鮮による核使用を想定し、対応を確認する訓練も行うという。北朝鮮は、去年8月の合同軍事演習の期間中、対抗措置だとして短距離弾道ミサイルを発車しており、米韓両軍が警戒を強めている。
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タイで、歴代最年少の新首相として、37歳のペートンタン氏が就任した。ペートンタン氏はタクシン元首相の次女で、タイ貢献党の党首。タイでは閣僚人事を巡り憲法の倫理規定に反したとして、憲法裁判所でセター前首相の解職を命じる判断を下し、16日に議会下院でペートンタン氏が新首相に選出された。
経済情報を伝えた。
明日の「国際報道」の番組宣伝。変わりつつあるミスコンの現場を紹介。
エンディング。
「特集ドラマ ダーウィンが行く！？」の番組宣伝。
「探検ファクトリー」の番組宣伝。