フランスでは今月7日に行われる議会下院選挙の決選投票を前に、マクロン大統領率いる与党連合と左派の連合から合わせて200人以上が立候補を取り下げた。1回目の投票で首位に立った極右政党国民連合に対抗するため、与党連合と左派の連合が候補者の一本化を進めた形。議会下院国民議会選挙の決選投票の候補者リストが発表された。午後6時までに立候補を取り下げるか決めなければならない中、国民連合の当選を阻止するため1回目で3位になった左派連合と与党連合から210人以上が立候補を取り下げた。新人民戦線が130人と多数を占めている。ノール県では不服従のフランスの候補が取り下げダルマナン内相が有利になりそう。カルバドス県ではボルヌ前首相を利するはず。与党連合も82人が立候補を取り下げた。ドゥー県でも与党候補の取り下げにより元閣僚に有利に働く。三つ巴の選挙区は大幅に減り1回目投票後の306から95になった。アタル首相は難しい選択だが必要だったと語る。一方、国民連合は公式には立候補取り下げは全て拒否している。バルデラ党首は絶対過半数を得たいと語っている。