フジテレビの大株主である投資ファンドのダルトン・インベストメンツのローゼンワルド共同創業者らがきのう、フジテレビの清水社長と会談した。フジ側は、先週発表の新たな人事案でダルトンが提案する12人の取締役候補を誰も入れなかった。会談では、対話を続けることでは一致したものの妥協案は見いだせなかったという。ローゼンワルド共同創業者は「株主総会前に妥協案が出ることを期待していたが、清水社長は明確に和解や妥協の提案はないと表明した」と述べた。直接会談でも妥協点が見いだせなかったことで、来月の株主総会では両者がそれぞれの人事案の承認を争う展開になる公算が大きくなった形。