イギリス・ジブラルタル海峡の海上警察に密着。ここはアフリカからの不法移民や密輸組織が現れるという。海上パトロールを行う海上警察の捜査官、沈みそうなボートがあるとの通報を受ける。沈む直前に現場に到着するとアフリカからの不法移民乗ったエンジンの無いボート。この区域はアフリカ大陸からの距離が13キロということもあり、不法移民が後を絶たないという。泳いでわあたる人も少なくなく、昨年は実に200人が命を落としている。今回通報された5人は命に別状なし、後に強制送還された。
夜間、パトロール中を行う捜査官。強行突破を試みる密輸業者を追う。全員でスタンバイして見つけたものはタバコの密輸船。密輸業者の船は無理なターンを繰り返し、1人が海に落下。捜査員は人命救助を優先したため、密輸業者の船の逃走を許してしまう。置き去りにされた男は救助された。男は就職難で家族を養うために密輸に加担したという。密輸の収入は1箱あたり2ユーロだという。
パトロール中に海上で不審物を発見する捜査官、中身は大麻樹脂、密輸船が警察に追われている際に捨てたものだという。またヘリで密輸船を追っている際には密輸船が荷物を捨てる様子も見られた。ジブラルタル海峡を経由してヨーロッパに渡る大麻は年間1400億円にもなるのだという。この日回収した大麻は8000万円以上だった。また密輸船が捨てた大麻は一般の人が利用するビーチに漂着することもある。押収した大麻は焼却炉で燃やされる。
ジブラルタル海峡で小峠は段ボールで作った船でジブラルタル海峡を渡ろうとし、海上警察に止められたという。