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「ジャクー・コーヒー」 のテレビ露出情報

コーヒーの一大産地・エスピリサント州ではコーヒー栽培にとって天敵ともいえる鳥「ジャクー」がいる。そのジャクーの糞を利用した「ジャクー・コーヒー」が生産され、“ブラジルで最も高価なコーヒー”といわれるようになった。ジャクー・コーヒーを提供しているカフェの店主は「ふだん飲むコーヒーとまったく違うという声が多い。みんな、高価でも一度は飲んでみたいと思っている」と話した。価格は1杯1200円だという。 ジャクーはホウカンチョウ科で、南米大陸にしか生息しない絶滅危惧種だという。ジャクーは収穫前の赤く熟したコーヒーの実を食べてしまう天敵だったが、貴重な鳥のため駆除ではなく共存を考えた。コーヒーの実を食べたあとのジャクーの糞で商品開発をすることになり、インドネシアで作られているジャコウネコの糞から取るコーヒー。独特のコクと香りがあり、高値で取引されている。ジャクー・コーヒーの商品化にはさまざまな苦労があったといい、最初は集めた糞を通常のコーヒーと同じように洗って使用していたが、うまみが流れ出し酸味が強くなってしまった。試飲したところ、ひどくまずかったという。糞をそのまま乾燥させてみたところ、予想以上の味わいに。ジャクーが食べたコーヒーの実は、体内でほどよく発酵され、完全に消化されないまま排出され、ジャクーが食べたさまざまな木の実の風味もまとっている。乾燥させた実は、色や形が整ったものだけ、手作業で厳選。その豆をおよそ200℃で20分焙煎。フルーティーな香りと甘みが特徴のコーヒー豆となる。コーヒー農園でははじめ、鳥の糞を集めることを多くの社員が嫌がったが、たくさん集めた社員にボーナスを支給すると率先して集めるようになり、生産量を年に4トンまで増やすことができた。希少価値があり愛好家も増え日本を含めた20カ国以上に販路が拡大しているという。ジャクー・コーヒーが人気を集めたことで、ジャクーを保護しようという意識が高まり、生息数が回復した。農園の社長は「希少なコーヒーを飲むことが環境・生物多様性の保全にも役立つ。すばらしいコーヒータイムになる」と話した。
小宮デスクはジャクー・コーヒーを飲んだことがあるといい、「もちろん糞の臭いはしない」「ジャクーはさまざまな果物を食べているから、淹れたてのコーヒーは果物が混ざりあったような甘い臭いがする。カフェインは通常のコーヒーの半分程度で、ふだん通常のコーヒーを飲み慣れている人には薄いと感じる可能性があるとのこと。コーヒーは育てるのが非常に難しい作物と言われており、長い乾期と日中・夜間の寒暖差が必要だという。気候変動がコーヒー栽培に与える影響を調べた研究機関によると、2050年までに6割の産地がコーヒー生産に適さなくなる可能性もあるという。

他にもこんな番組で紹介されています…

2023年11月25日放送 6:30 - 7:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本おはWORLD
コーヒーの一大産地・エスピリサント州ではコーヒー栽培にとって天敵ともいえる鳥「ジャクー」がいる。そのジャクーの糞を利用した「ジャクー・コーヒー」が生産され、“ブラジルで最も高価なコーヒー”といわれるようになった。ジャクー・コーヒーを提供しているカフェの店主は「ふだん飲むコーヒーとまったく違うという声が多い。みんな、高価でも一度は飲んでみたいと思っている」と話[…続きを読む]

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