G7に参加したウクライナのゼレンスキー大統領は2年間の支援に謝意を示した上でロシア軍との戦いを続けるため、速やかな軍事支援が必要と訴えた。一方、岸田総理はウクライナの公正かつ永続的な平和を実現するためG7で結束し対露制裁とウクライナ支援を推進すべきだと訴えた。会議後の首脳声明ではウクライナに対し「揺るがぬ支援」を続けると強調するとともに、ロシア軍に対し無条件での完全撤退を要求を求めた。こうした中、キーウを訪れたイタリアのメローニ首相とカナダのトルドー首相はウクライナとの2国間の安全保障協定にそれぞれ署名。イタリアは長射程兵器の供与や防衛産業などで協力を進めるほか、カナダでは経済や軍事支援として約3360億円相当を今年提供するとしている。