中東情勢。ガザ地区では北部ジャバリアなどでイスラエル軍が激しい攻撃を続けている。現地の国境なき医師団はカタールアルジャジーラの放送で、この40日余りの間に1000人以上が死亡、6000人が、けがをしたが病院が破壊され医療を提供できないとしてイスラエルが封鎖を解き人道状況を一刻も早く改善するよう訴えている。国境なき医師団・クリスト代表は「ガザ地区の住民およそ1万4000人が緊急の医療サービスを必要としている」と述べた。そして、イスラエルに対し病人や負傷者がガザ地区の外で治療を受けられるよう、彼らの移送に便宜を図るよう求めた。イスラエル軍はこの41日間、休むことなくガザ地区北部で女性や子どもをはじめ一般市民を標的とした虐殺行為を続けている。さらに、イスラエル軍は医療スタッフを狙って攻撃する他1000人以上を連行した。イスラエルは200日間にわたってガザ地区北部へのあらゆる食料、人道支援物資の搬入を妨害している。そこでは今も10万人以上の人が飢餓状態に直面している。