米中首脳会談の焦点ともなったレアアースはEVの生産などに欠かせず、中国が圧倒的なシェアを誇り、鉱物からレアアースを取り出す精製では9割を占めている。その中国に採掘したレアアースの多くを輸出しているのが、世界3位の産出国とされるミャンマーで、中国系の企業が関与しているとみられる採掘が活発化している。しかし、内戦下の混乱の中許可なく違法に行われたり環境対策がとられなかったりするものもあると専門家などからの指摘が相次いでいる。そして採掘地域の下流にある隣国タイの河川ではミャンマーでの採掘が原因とみられる水質汚染が深刻化し市民生活に影響を及ぼしている。タイ北部チェンライ県にあるミャンマーとの国境の町タトン。地域を流れるコック川は漁業や農業が盛んなこの町の住民にとって欠かせない存在。住民たちが異変に気付いたのは今年の初めころだった。通常は、乾期で川の水が透明になるはずだが、茶色く濁ったままだった。地元の漁師は今年3月、漁で川に入ったあと肌に異常が出た。地元当局が3月以降川の水質検査を行ったところ複数の地点で基準値を超えるヒ素や鉛などの有害物質が検出された。多いところでは基準の5倍近くに達した。
タイの川に一体、何が起きたのか。汚染の原因として疑いの目が向けられたのは隣国ミャンマーだ。今年5月、現地の人権団体は衛星画像の分析などから国境から北に25km程のミャンマー、シャン州にあるコック川沿いでレアアースの採掘が行われていることを確認したと公表した。レアアースは、採掘時に大量の薬品や水を使用する。その過程で出たヒ素などの有害物質が適切に処理されずに川に流れ込んだと指摘した。さらに、団体は中国系企業と地域を支配する少数民族の武装勢力が協力して採掘を行っているとみている。採掘に関わっていると指摘された武装勢力は取材に応じませんだったがタイ政府もミャンマー側の鉱山開発で水質が汚染された可能性が高いという見方を示している。影響は、川の水を使う農業にも及んでいる。こちらのオクラ農家では数か月前から生育不良の収穫物が多くなった。出荷量は落ち込み月の収入は以前の3分の2程に。日本にも輸出されていたが品質が落ちたことから今は、輸出が止まり地元への出荷にとどまっている。妻の両親を養っているためこれ以上生活が厳しくならないことを願うばかりだと話している。
水質汚染の問題はタイ、ラオス、ミャンマーなどを流れるメコン川でも起きている。3か国が、メコン川で接する場所となっている。そしてこちらタイ側のメコン川では鉱山開発によるものとみられる影響が広がっている。タイ当局が水質検査を行ったところコック川より数値は低いもののメコン川の複数箇所でも基準を超えるヒ素などが検出。専門家やNGOはメコン川につながるミャンマー側の川沿いの複数箇所で無秩序なレアアースの採掘が行われていると指摘している。因果関係は不明だが、流域の主要産業となっている漁業ではこれまでに見られなかった異変が起きている。川からとれた、なまずの体にこぶができたものが相次いで見つかり住民の間では不安が広がっている。汚染状況や原因を調査する専門家は対策がとられなければメコン川流域全体で重度の健康被害が起きるおそれがあると警鐘を鳴らしている。
タイの川に一体、何が起きたのか。汚染の原因として疑いの目が向けられたのは隣国ミャンマーだ。今年5月、現地の人権団体は衛星画像の分析などから国境から北に25km程のミャンマー、シャン州にあるコック川沿いでレアアースの採掘が行われていることを確認したと公表した。レアアースは、採掘時に大量の薬品や水を使用する。その過程で出たヒ素などの有害物質が適切に処理されずに川に流れ込んだと指摘した。さらに、団体は中国系企業と地域を支配する少数民族の武装勢力が協力して採掘を行っているとみている。採掘に関わっていると指摘された武装勢力は取材に応じませんだったがタイ政府もミャンマー側の鉱山開発で水質が汚染された可能性が高いという見方を示している。影響は、川の水を使う農業にも及んでいる。こちらのオクラ農家では数か月前から生育不良の収穫物が多くなった。出荷量は落ち込み月の収入は以前の3分の2程に。日本にも輸出されていたが品質が落ちたことから今は、輸出が止まり地元への出荷にとどまっている。妻の両親を養っているためこれ以上生活が厳しくならないことを願うばかりだと話している。
水質汚染の問題はタイ、ラオス、ミャンマーなどを流れるメコン川でも起きている。3か国が、メコン川で接する場所となっている。そしてこちらタイ側のメコン川では鉱山開発によるものとみられる影響が広がっている。タイ当局が水質検査を行ったところコック川より数値は低いもののメコン川の複数箇所でも基準を超えるヒ素などが検出。専門家やNGOはメコン川につながるミャンマー側の川沿いの複数箇所で無秩序なレアアースの採掘が行われていると指摘している。因果関係は不明だが、流域の主要産業となっている漁業ではこれまでに見られなかった異変が起きている。川からとれた、なまずの体にこぶができたものが相次いで見つかり住民の間では不安が広がっている。汚染状況や原因を調査する専門家は対策がとられなければメコン川流域全体で重度の健康被害が起きるおそれがあると警鐘を鳴らしている。
