アメリカ・トランプ次期大統領は、14日に開かれた祝賀会でこの場で内務長官を発表するなど新政権の人事を着々と進めている医療や保険を所管する厚生長官にはロバート・ケネディ・ジュニア氏を起用すると発表。ケネディ氏は暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領のおいで、ワクチン接種に否定的な姿勢で知られている。また実業家・イーロン・マスク氏の起用も物議を醸している。要職に起用された面々に関しても疑問の声が。国防長官に指名されたピート・ヘグセス氏は、トランプ政権寄りの報道を続けてきた報道局FOXニュースの司会者。過去に陸軍の兵士としてイラクなどに派遣されたというが、経験が不足していて国防総省を率いる資格があるか疑問が出るのは確実だとも指摘されている。司法長官は保守強硬派のゲーツ下院議員。17歳の少女に金銭を支払ってわいせつ行為をした疑いで司法省から捜査を受けていたが、去年訴追が見送られた。閣僚人事は議員上院での承認が必要で、共和党内でも承認出来ないと表明する議員が一部炒ると報じられている。