11月のアメリカ大統領選挙で再選を目指していたバイデン大統領が、SNSで選挙戦からの撤退を表明した。バイデン大統領は「大統領を務められたことは人生最大の名誉だ。再戦を目指す意向だったが、残りの任期は大統領としての職務を全うすることにのみに専念することが、我が党と国にとって最善の利益であると確信する。」と述べたうえで、「決断の詳細については、今週後半に国民の皆さんにお話しする。」としている。また、バイデン氏に代わる候補としては、ハリス副大統領を指名したうえで「今こそ団結してトランプ氏を倒す時。」と訴えた。撤退を受けて、トランプ前大統領は自らのSNSで「バイデンは大統領に立候補する資格はなく、大統領職につく資格もない。」「彼の主治医やメディアを含む周囲の人々は皆、彼が大統領になる能力がないことを知っていて実際にそうだった。」と主張している。バイデン氏を巡っては、選挙戦からの撤退圧力が強まっていた。