ニューハンプシャー州でのトランプ氏の勝利について原田さんは「大統領選は共和党がトランプ氏で民主党が現職のバイデン大統領の対決になるとして、トランプ氏が勝つと何が起きるかちょっと頭の体操をしてみたいと思う。アメリカ・ファーストなので国際情勢に大きな影響が出ます。まずウクライナはアメリカの支援が大幅縮小もしくは停止となり、領土回復が絶望的になるのではないか。NATOから脱退する事も有り得なくはない。(対中関係は)制裁関税の強化で米中貿易戦争が再燃しそう。ただ、自国以外の防衛にはトランプさんは消極的なので、台湾防衛のコミットが弱まって台湾海峡が不安定化する恐れがある。あるいはアメリカ軍が駐留する日本や韓国については駐留経費の大幅負担増を要求してくるでしょう。韓国などで核保有論の議論が高まる可能性がある」などと話した。また、トランプ氏は温室効果ガス削減には否定的で、大統領在任中にパリ協定から離脱した。バイデン氏は復帰したが、トランプ氏となると再び離脱に向かう可能性もある。原田さんは「国際機関を嫌って多国間の協調には無関心で、最大の被害者は異常気象が増える”地球”になるかも知れない」などと話した。