夏の全国党大会でトランプ氏とバイデン大統領共に党の大統領候補として正式に指名される見通し。そこで目玉になるのは副大統領候補の指名。副大統領候補は大統領候補を忠実に補佐してその弱点を補いながら支持拡大を図る役割が期待されている。2008年の大統領選挙では共和党のマケイン氏がアラスカ州のペイリン知事(当時)を副大統領候補に。ペイリンし抜擢の狙いはマケイン氏が高齢すぎるという批判をかわすと共に保守派や女性の支持を取り込む狙いがあった。マケイン氏は敗北するも党大会直後には一時支持率でオバマ氏を上回り「ペイリン効果」とも呼ばれた。トランプ氏は党内の穏健派・無党派層・黒人・女性などが弱点、本選挙ではこうした層から票を幅広く獲得することが必要となる。