ウクライナへの軍事支援を巡って、巨額の緊急予算案が米国議会下院に続いて、上院でもこのあと可決される見通し。深刻な弾薬不足が続くウクライナは、劣勢をはね返せるのか。津屋尚解説委員が「米国による軍事支援の予算案は野党・共和党の反対で半年以上、棚ざらしになってきたが、およそ600億ドル9兆円余りの予算案がこのあと議会上院で承認され次第、バイデン大統領が署名して成立する見通し。このまま支援がなければ、ウクライナの弾薬は短期間で枯渇し敗北すると、米国軍の司令官は警鐘を鳴らした。特に砲弾と防空ミサイルが足りない。バイデン大統領は速やかに供与を開始するとしているが、問題は供与される武器が最前線の部隊に実際いつ届くのかという点。ロシア軍は米国の支援再開でウクライナが戦力を回復する前に、攻撃のギアを開けてくる可能性が高い」とスタジオで述べた。