ペルー・リマから中継。バイデン大統領の狙いについて根本幸太郎が解説。ウクライナへの侵攻を巡ってロシアは今早期の戦闘集結に意欲を見せるトランプ氏の大統領就任を見据えたかのように攻勢を一弾と強めている。バイデン大統領としては次の政権への移行を控える中にあっても、ウクライナへの連帯を維持し各国と連携してできる限りの支援を行いたい考え。さらにバイデン氏が主導してきた日米間首脳会談は、例え政権が変わっても持続するものにしたいとアメリカ側が年内中に再び開催したいと強調してきた。習主席との会談では、バイデン氏は対話の重要性を改めて確認し両国の安定に向けたガードレールを自身の外交の成果として残したい考え。ただ、トランプ次期政権で外交安全保障政策を担う顔ぶれは対中強硬派が揃っている。トランプ氏自身、中国製品に追加関税を科す姿勢を示しており、米中関係は今後さらに対立する可能性がある。