トランプ米国次期大統領が来月の20日に予定されている大統領就任式の日にWHOからの脱退を発表すると複数のメディアが報じた。脱退については1期目にも。当時は新型コロナ感染拡大の真っただ中で、対処するWHOが中国寄りだというのが脱退の理由だった。実際にWHOに通告までしたが、バイデン氏が即座に撤回している。2期目のトランプ氏が厚生長官に指名しているのはケネディ家の異端児・ロバートケネディジュニア氏。ワクチン懐疑派がこのポジションを担うことになれば世界の公衆衛生が混乱する可能性は高まる。トランプ氏がこれまでに就任当日にやると言っていたことはウクライナ停戦、関税引き上げ、移民政策の強化、パリ協定からの即時脱退など。さらに1999年まで米国が管理権を持っていたパナマ運河の返還を主張。1期目に購入を提案していたグリーンランドについても改めて“世界の安全と自由のために所有が必須”とSNSに投稿し、グリーンランド自治政府の首相を怒らせた。他にもカナダを51番目の州にする可能性をほのめかしている。大統領就任式は来年1月20日。ワシントンで行われる。