観光大国スイスをゼロから学んだ3人。旅のゴールで待っていたのは世界遺産アレッチ氷河。全長23kmに及ぶスイス最大の氷河。しかし、2100年にスイスの氷河は消滅すると言われている。地球温暖化に加え、近年は降雪量も減少。スイスの氷河は年間約50mのペースで減少し、2015年以降だけで、氷河の4分の1が消滅してしまった。スイスの氷河を長年研究する専門家も「これまでと同じようなCO2排出量が続けば、2100年にはスイスの氷河はほぼ消滅しているでしょう。氷河が溶けたら21世紀末には海面は最大1m上昇する。水害も増え、激しい気候変動に繋がり、地球上すべての人に関わる大問題になる」としている。氷河から溶け出した水はヨーロッパの重要な水源となり、さらに氷河とアルプスの絶景を求めて、多くの観光客が憧れの国として訪れているが、2100年に氷河が消滅するという現実。山岳救助・ガイド歴26年のマーティンさんは「この問題を放おっておくと大変」と話した。スイスでは再生可能エネルギーの導入や排ガス対策、森林保全などを進め、2100年までの気温上昇を1.5℃までに抑えれば地球全体の氷河の半分を守ることができると考えられている。全世界で本気の対策が求められている。
