スギノマシンの実験室では、研修で来日したアメリカの社員の男性が。スギノマシンは世界9箇所に営業拠点を構えており、社員の10%は外国人。バリは金属加工をした際に出来る不要な突起のこと。このバリが残っていると、機械の摩耗や故障の原因になるので取り除く必要がある。以前は人の手で削っていたために見逃しや削り残しもあったが、スギノマシンでは部品の形状を入力すればバリを自動で水量をコントロールしながら取り除いてくれる。作業前と比べても、バリがきれいになくなっているのがわかる。こうしたマシンの殆どを富山で製造している。価格も1台3000万円から数億円と高価だが海外でも広く使用され、年間400台を輸出している。最大の輸出先はアメリカ。トランプ関税にはあまり影響はないという。他に変えが効かない技術力でその取引先は国内外で5000社以上。
住所: 富山県魚津市本江2410