減速傾向が続く中国に日本の外食チェーンが出店攻勢を強めている。「スシロー」運営会社はこの1年間に前年の2倍の19店舗を中国に出店し、現地の店舗数は63に増えた。来月も上海に2店舗を出店予定。他にもサイゼリヤが中国の出店数を2035年までに現在の2倍の1000店舗に増やす方針。キーワードは中国で強まる「節約志向」。三菱UFJリサーチ&コンサルティング・丸山健太副主任研究員は「長く続いたデフレで鍛えられた日本企業のノウハウが生かせる」と話した。ただ、日本のビジネスモデルをそのまま持ち込んでも駄目で、現地化が必要だと指摘している。
