群馬バスの寺島涼さんは”群馬県内初”とみられる10代の路線バスの運転手。10代のバス運転手が誕生した背景には運転手不足や高齢化が挙げられる。路線バスなどの運転に必要な大型2種免許は、以前は21歳にならなければ取得できなかったが、おととしから道路交通法の改正で特別な教習受講などで19歳から取得可能に。寺島さんは、今年3月、会社側に約80万円の費用を負担してもらい免許取得。寺島さんがバス運転手を志した理由は群馬バスの貸し切りバス「スターペガサス」の存在。小さい頃から憧れていたという。群馬バスの羽鳥喜代志社長は「小さい頃からバスを運転してみたかったという人はたくさんいると思う。諸般の事情でなかなか踏み切れないというなかにあって、取得制度・養成制度があることによって、そういう人たちの背中を押してあげられるのはないかと思っている」と話した。寺島さんは「お客様の快適性と他の交通の安全性と調和して、日々きのうより安全に、きょうよりあした、よく乗るという心がけはしている」と話した。