ミュージカル「ビリー・エリオット」を日本で上演するにあたって、子役は芝居に歌、ダンスと様々なことができねばならない。1300人を超えるオーディションから4人の精鋭が選ばれ、リョウマはバレエダンサーの両親を持つ。エイトはバレエ講師の母のもと、3歳からバレエをはじめ、数々の全国大会で優勝を収めてきた。和田俊輔氏はビリーが親に理解されない憤りをダンスで表現するシーンに感嘆したという。
作曲を手掛けたエルトン・ジョンはロック調の楽曲に「白鳥の湖」を融合させ、物語を進ませながら登場キャラクターの人となりが分かるという。また、映画「リトル・ダンサー」を手掛けたスティーヴン・ダルドリーが演出家として、「ビリー・エリオット」に参加。上村氏は注目キャラにビリーの父親を挙げた。炭鉱夫一筋で、バレエや芸術など解さない。息子のビリーがバレエを始めることに反対するも、ビリーの天才性を目の当たりにすることで考えを一変させる。