備蓄米の販売が各地で続いている。2万トンの備蓄米を随意契約で調達した福岡のドラッグストア運営会社はきょうから県内などの店舗で販売を開始。九州での備蓄米の販売は初めてとのこと。随意契約の備蓄米は、あすからファミリーマートやローソンなどコンビニの一部店舗にも並ぶことになった。高齢者や1人暮らしの人には小分け販売のニーズが高いとみられており、コンビニでの販売がより多くの消費者の購入につながるか注目されている。また、備蓄米をめぐっては小泉農相は、扱いが決まっていない備蓄米の一部を加工用としても放出する方向で検討していることを明らかにした。日本酒原料のコメは一部で去年の2割り程度高値に。ことし秋の収穫時にはいまの約2倍に値上がりするおそれもある。せんべいの原料のコメも価格が上昇。去年の同時期と比較して1.5倍以上になったものもあるという。