年々増え続けている訪日外国人。政府観光局の推計などによると、1月、日本を訪れた外国人旅行者はひとつきとしては過去最多のおよそ378万人。去年の同じ月と比べても100万人以上増えた。日本のおもてなしもその対応に迫られている。東京都新宿区にある新宿プリンスホテルでも宿泊客の約8割が外国人で年々増加傾向に。そこで課題となっているのが“言語”の壁。イーエフエデュケーションの調査によると、日本の英語力は過去最低でアジアの中でも低く、16位。さらに、訪日外国人に日本の旅行で困ったことを聞いたところ、最も多く挙がったのが“言語”の壁だった。「日本の旅行で最も困難だったこと」(Fast Train Media調べ):言語43.0%、予約19.0%、交通機関18.0%。そこで、従業員の英語力の強化を図るために始めたのが、音声認識や生成AIを活用しキャラクターと会話しながら実践的な英会話を学習できるアプリ「スピークバディ」。シーンや相手を選ぶことができ、今回、新たなコンテンツとして「接客英語」の提供を始めた。アプリの担当者・スピークバディ・椿遼CMOは、英会話をするにあたって必要な学習インプットをすべてアプリの中でオールインワンで学習できることが大きな違いだと話した。津田塾大学教授・萱野稔人は、AIの活用でコスパ・タイパよく語学力アップができる方法は今後ますます求められていくと思う、と解説した。