オリンピック・ウクライナ代表選手のヘルメットをめぐる問題。スケルトン男子のヘラスケビッチ選手はロシア侵攻で犠牲になった選手らの追悼のため、写真を貼ったヘルメットで出場すると表明。IOCは政治的な宣伝を禁じるとしてやめるよう説得していた。しかし、競技開始の1時間ほど前、ヘラスケビッチ選手はSNSを更新。改めてIOCにヘルメット着用の許可や謝罪を求めた。午後5時50分すぎ、ヘラスケビッチ選手は滑走直前に失格となった。IOCは「競技前後での表現は認めていて、競技中の1分間だけ控えるようにお願いした」とした上で「黒い腕章をつけるという妥協案が最後まで受け入れられなかった」としている。また「このような表現を許可した場合、混乱を招くだけだ。競技の場が表現の場に変質してしまう」と説明。ヘラスケビッチ選手はその後、SNSを更新。写真に「これが尊厳の代償だ」とコメント。また「アスリートとしてオリンピックのメダルを夢見てきたがその夢を奪われたと感じる」と語り、スポーツ仲裁裁判所に提訴する考えを示した。ゼレンスキー大統領もIOCの判断を非難、選手に国家勲章を授与した。
