シーラカンスの仲間が誕生したのは4億年も前。かつては100種以上のシーラカンスが世界中の海で繁栄していたがl隕石の衝突で絶滅したと信じられてきた。しかし1953年に漁師によってシーラカンスが深海から釣り上げられ、化石と同じ姿のまま生きていることに科学者は驚いた。1997年にはスラウェシ島でもシーラカンスが釣り上げられた。アフリカとインドネシアの深海にわずかに生き残っていることがわかってきた。分析して年齢を推測すると約100年生きることがわかった。世界中の科学者が深海で生きる姿を観察しようと挑んできたが、今なお多くの謎に包まれている。