埼玉県のリサイクルショップでは、春に向けて整理整頓する人が増えるため、不要なものを売りに来る人で賑わっていた。ある調査によると、全国の約7割の人が自宅を整理整頓した際にモノをパッと捨てられないと回答したという。書店では収納などのコツが書かれた片付け本が大人気だという。一度にたくさん捨てるのではなく、毎日1つづづ物を捨てる1日1捨ての片付け術が話題を呼んでいる。これを習慣づけるために、専用アプリが誕生している。1日1捨てを4年以上実践している女性は、1日1個だったら決断も早くできるのでそれで始めたと話した。捨てたものはSNSに投稿して記録しているという。新しく物を買うときにも考えるようになったためお金をあまり使わなくなってくるなど変化があったという。
捨てられないもので溢れているというお宅を尋ねた。片付けの専門家は、いつのものかわからない試供品など30項目が書かれた即捨てリストを作っているという。子どものおもちゃなどは1個買ったら1個捨てる習慣をつけると良いと話した。捨てられないものが溜まっている洗面所では、タオルが30枚以上あるなど片付けに困っているという。長年使っているタオルに愛着があり、処分できないと言うが、中には穴の空いたタオルもあった。物を購入する際、なるべく捨てるときのことをイメージするよう片付けの専門家は話した。子どもたちのお気に入りの物があり、処分できないまま増えてしまったというが、家族で話し合い処分した。