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「スームィ州(ウクライナ)」 のテレビ露出情報

日本時間あす早朝、アラスカ州アンカレジで米露首脳会談が行われる。会場となるアメリカ軍のエルメンドルフ・リチャードソン基地は航空部隊に加え、地上部隊も駐留するアラスカ州最大の軍事基地。敷地面積は約260平方キロメートル(東京ドーム5500個以上)。居住者は3万2000人以上でアンカレジの人口の10分の1を占めている。拓殖大学客員教授・名越建郎は「ロシア側がアラスカ開催を提案したという説がある。緊急時にすぐ帰国でき、ロシアはアメリカとやりたいわけでヨーロッパ、ウクライナの首脳に飛び入りで来られるのを一番嫌がっている。ロシアは長期的に米露対話を安定させたい。冷戦末期にゴルバチョフとブッシュ大統領が米海軍の軍艦で会談する計画もあったぐらいで目新しいとは思わない。ロシアは反プーチンデモが起きるのを防ぎ、軍事基地だと安全だという配慮があったのではないか」と解説した。
ロシア・ウシャコフ大統領補佐官は主要議題についてウクライナ危機の解決と述べている。首脳会談を前にロシア側は併合を主張するウクライナのドネツク州、ルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州の4州すべてを掌握する方針を強調している。これに対し、トランプ大統領はロシアとウクライナの「領土交換」が必要との認識を示し、即時停戦を目指すとしている。今回の米露首脳会談でイニシアチブを握るのは強硬姿勢で相手を威圧するハードボール交渉を得意とするトランプ大統領か、KGB出身で元連邦保安局長官も務めた諜報のプロとも言えるプーチン大統領なのか。名越氏は「プーチン氏はトランプ氏の弱みを握っていて懐柔できると考えているのではないか」と指摘している。弱みというのが“不動産王”時代のオリガルヒ(露の新興財閥)との関係、2016年のアメリカ大統領選における露の介入疑惑“ロシアゲート疑惑”。拓殖大学客員教授・名越建郎は「トランプさんの外交を見ていると日本や韓国、EUのような安全保障上の弱みを持っている国に対しては関税で強く出るが、ロシアに対しては追加制裁を一度もやっていない。トランプさんはロシアが停戦に応じないと深刻な事態になると警告しているが、最後は『TACO(トランプ氏はいつもしり込みする)』で終わるんじゃないかという不安がある」と解説した。TVプロデューサーのデーブ・スペクターは「会わないよりはいいが、ゼレンスキー側が参加しないならあまり意味がない。茶番劇で終わるんじゃないかと思う。ただ、会談後に互いの閣僚が会うことはちょっと期待できる」などとコメントした。
米露首脳会談でのプーチン大統領のシナリオについて、拓殖大学客員教授・名越建郎氏は「今回の会談では大きな進展は考えられず、ロシア側が停戦に応じることはない」としている。一方で「部分的な停戦、例えば空と海の停戦を提案する可能性はある」と指摘している。名越氏は「ロシアは今回の首脳会談が決裂したら困る。今後、米露対話を安定して米露間の大国間取引で決着させたい。ヨーロッパやウクライナはついて来ればいいという発想。おそらく空と海のミサイル攻撃、ドローン攻撃の停止を提案する可能性がある。ただ、トランプさんに手柄を与えないと怒って制裁に乗り出すかもしれないので懐柔する必要がある。トランプさんはノーベル平和賞狙いがある。トランプさんは辞めたら4~5つ裁判が再開されるから、ノーベル平和賞によって回避しようとしている気がする」と解説した。中野は「ヨーロッパでも温度差があるところをロシアが突いて分断を図って自分の良いように持っていく手もあり得る。ロシアの方が何枚もカードを持っている状態。それに対してトランプ大統領はほとんど交渉のためのカードを持っていないように見える」とコメントした。

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