父親のタクシン元首相と並んで報道陣に笑顔で手を振るのはタイで新しい首相に選ばれた最大与党タイ貢献党の党首ペートンタン氏。国王の承認を受けきのう正式に就任した。ペートンタン氏は史上最年少37歳での就任。女性としてはおばのインラック元首相に次いで2人目。前首相のセター氏は実刑判決を受けたこおとがある人物を閣僚に任命したことが憲法違反だとして、憲法裁判所から解職命令を受け、14日に失職。後任として、ペートンタン氏が選出された。ただペートンタン氏は閣僚経験がない。タイ政治に詳しい外山准教授は「飾り的な部分がある。経験不足を問う声は今もかなりある」と話す。ペートンタン氏が新首相に選ばれた背景には今、国民から人気の高い革新系政党「民衆党」の存在があるという。民衆党の党首が37歳。今後に期待という意味でペートンタン氏が選ばれたのではとのこと。