エコノミスト・昭和女子大学研究員・崔真淑に聞く。思惑は?今回の合意は2万8000台あるATMと顔認証を備えたセブン銀行の金融プラットフォームと伊藤忠、ファミリマートにおける実店舗顧客の接点を結ぶ2つの市場を融合させようとしているのではないか。伊藤忠商事としては徐々に距離を詰めたいという思惑がみえている。両社のメリットは?セブン銀行は、ATMの設置密度、稼働率向上。伊藤忠は海外などで顔認証の展開も。現金需要は減少しつつも現金アクセスは公共インフラ性が高く社会的には重要で消えることはない。ATMを他の金融サービスや災害対応など多機能端末化をすすめるためにもこのような提携は増えるのではないかなどと指摘。
