流通大手のセブン&アイホールディングスは、今月1日に電力の小売り事業を行う子会社を設立し、今後、再生可能エネルギーによる電力を各地の発電事業者から調達する。調達した電力は、来年4月からグループ内のコンビニやスーパーに供給し、2030年度には、国内の店舗などで消費する電力の再生可能エネルギーの比率をおよそ40%まで高めたいとしている。今後、取り引き先などへの電力の販売も視野に入れていくとしている。会社は、国内でコンビニなどおよそ2万3000店舗を展開していて、2030年度までに店舗の運営に伴う二酸化炭素の排出量を2013年度の半分に減らすという目標を掲げている。今回の取り組みによって再生可能エネルギーの調達を進めることで、目標の実現を加速させたいとしている。