セブン&アイは4年連続して赤字のイトーヨーカ堂について、33店舗を閉鎖させるなど構造改革を急いでいるが、関係者によるとスーパー事業の一部株式の早期売却を検討している。スーパー事業については、2027年度以降に新規に上場させて切り離す方針を4月に発表していた。しかしその後、カナダのコンビニ大手から巨額の買収提案を受ける中、不採算事業の株を売却してセブン&アイの時価総額と高めることで買収案に対抗する狙いとみられる。既に、株の売却先を模索していて中間決算を発表する10日に具体的な方針を明らかにする見通し。