セブン−イレブンは消費期限が迫った約300品「値引き」の取り組みを本部主導で始める。広報によると、本部が設定した消費期限を通知するシステムが導入されていて、最終的には店の裁量で決まる。ファミリーマートでは9割以上の店舗で値引き導入するなどして、3割弱の食品ロス削減に成功した。ローソンでも9割の店舗で値引き導入。今春からAIを順次導入している。流通アナリスト・渡辺広明氏は「発注の段階から食品ロスが出ないよう精度を上げる仕組みも大切」とコメント。農林水産省発表の食品ロス発生量をみると、国民1人当たり、茶わん1杯分相当の食品を毎日廃棄している。