今、豆腐が形を変えて進化している。飲む豆腐、チーズのような味わいの豆腐などが発売されている。中でも注目されているのが「豆腐バー」。今や全国のスーパーでも様々な種類が販売されている。豆腐バーを最初に開発・販売した株式会社アサヒコへ。豆腐バーの製造工程を見せてもらった。豆腐バーは通常の豆腐より圧力をかけて水分をギリギリまで抜いている。さらに絶妙な温度調整で乾燥&味を染み込ませている。株式会社アサヒコ・池田未央社長は豆腐バーを作ろうとしたきっかけについて「多様化する食生活の中でどうしても豆腐を食べる頻度が下がって会社の売上が下がっていたことが開発のきっかけ」と話した。ここ20年で豆腐を買う頻度は減少傾向にあった。一方でタンパク質補給食品の国内市場は10年で約3倍に伸びていた。池田社長は「伝統食として食べて頂くのではなく、植物性のたんぱく源として食べてもらえればチャンスがあると考えた」と話した。新商品を模索する中、米国での市場調査を行った際にスーパーを見てみると、硬い豆腐が肉の代わりに売られていた。これをヒントに硬さと味付けを変えて発売すると7500万本以上の大ヒットとなり会社の売上は1.5倍となった。池田社長は社長になるだけでなく、豆腐業界に貢献したことが認められ、ウーマンオブザイヤー2025を受賞した。
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URL: http://www.sej.co.jp/
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