日本のコンビニの歴史。それは今から50年前の1974年5月15日セブンイレブン1号店が東京の豊洲にオープンしたことで始まった。本格的なフランチャイズのコンビニエンスストアとしては日本で初めてのことだった。一番最初に売れた記念すべき商品はなんとサングラス。レジカウンターの近くにあったものを開店時間の午前7時前に来た男性が購入した。1970年代初頭は高度経済成長期、大阪万博で人々が熱狂し第2次ベビーブームで団塊ジュニアが誕生した時代だった。アメリカとは違い日本でコンビニはうまくいかないという反対意見が出ていた。ところが半世紀の時を経てコンビニは今や、全国5万5000店舗あまりにまで拡大。人々の想像を超える進化を遂げることになる。セブンイレブンジャパンの取締役執行役員・桝尾威彦がコンビニの進化の歴史を教えてくれた。アイスクリームのケースは大型のケースへ変更。品ぞろえを増やし商品を見やすくする大胆なレイアウトにした結果、2004年から現在まで使っているケースには扉がなくなった。コンビニの定番、おにぎりは1978年に販売を開始。当初は1日2〜3個しか売れなかった。ところが、今では年間販売数が22億個を超えるほどにまで成長。大ヒットの転機となったのが女性の社会進出だ。おにぎりは買うものではなく家庭で作るものという当時の常識を覆し新たな常識を作り出した。開店当初は名前のとおり朝7時から夜11時までの営業だったのが24時間営業になっただけでなく売っている品やサービスは多岐にわたっている。進化を続けているコンビニがこれからの時代で目指すことについて「地域に応じた便利さというものは何かを追求していく」と話していた。
住所: 千葉県野田市目吹字夕村1695-3
URL: https://www.sej.co.jp/
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