セブン&アイがコンビニ事業に集中することについて、馬渕は、このまま株価が下がれば、カナダのクシュタールによる買収提案が財務面で容易になる、今回の会見で、長年の課題に本腰を入れて取り組む姿勢を示し、自社の力で企業価値を高められることを市場にアピールしたいようだ、セブン&アイの決算で、今期の営業利益は2%の増益予想だったが、24.6%の減益に転じる見通しとなった、これは、日本とアメリカでのコンビニ事業の不調が原因で、国内では、セブン-イレブンはこれまで他のチェーンを圧倒する強みを持っていたが、最近では、競合他社が増量キャンペーンといったお得感を訴求し、増収を継続している状況とは対照的、セブン-イレブンが後追いで、他社を参考にするような戦い方が目に付くなどと話した。馬渕は、ここ2年ほどは、アメリカのアクティビストから、イトーヨーカドーなどの不採算事業から撤退するよう求められていた、現在は、7兆円規模の買収提案を受けている、今回、スーパーなどの非中核事業の整理を加速させ、コンビニ専業となる姿勢を明確に押し出している、セブンには、内から改革を進める姿勢が必要だなどと話した。来年には、社名も変更して、事業の選択と集中を行うという。