バリの名物レストラン「セントジャックス」へ。ここは全てを竹で構築した内装が特徴となっているが、24歳という若さでシェフとして採用された人もいるのだという。前菜「ビートルート サーモン」はバラのような赤い見た目のサーモンが特徴で色はビーツとマリネしたことで引き出している。添えられたハーブクリームチーズでいただくと絶妙な味が広がる。ホタテのソテーにフォアグラクリームを添えてココナッツのエスプーマなどを合わせた「セントジャックス シグネチャー」はブリニというパンケーキのふかふかした食感と濃厚さ・ジューシーさが合わさり、黒とびこの塩味がアクセントとなる。メインは「ロブスター トルレリーニ」でロブスターに卵黄やレモン果汁のオランデーズソースを塗って炙ったら、オレンジ色のベシャメルソースと合わせて海老の風味の入ったラビオリを付け合わせていて、クリーミーさが特徴。 メインには鴨の「Duck Magret Montmorency」も選ぶことができ、鴨はパリパリになるまで皮を焼く一方で肉は火を通しすぎないのが特徴だが、皮と肉の食感のコントラストと甘酸っぱいチェリーソースが絶妙。デザートはクレープにオレンジキャラメルソースをたっぷり吸わせ、オレンジリキュールでフランベしたら「Crepes Suzette， Gueridon Service」が完成で、こちらは大人らしい甘すぎない味となっているが、バニラホイップクリームを合わせると甘さが引き出される。「ヌサンタラコーヒーのティラミス」は自家製のケーキにバリ産のコーヒーリキュールを入れているのが特徴で、香ばしい香りが広がりほろ苦さと甘さのバランスが絶妙。