ついに迎えた花見シーズン。にぎわいは東京都内でも。月曜日に開花が発表され、きょう満開を迎えると予想されている東京。きのう桜の名所には多くの花見客が。盛り上がりを見せるスポットがある一方で、花見イベントを中止するという苦渋の決断をしたところも。三重県四日市市の桜の名所、海蔵川沿いで開催される「海蔵川桜まつり」。毎年約10万人が訪れる人気イベントだが、今年は中止に。理由は桜の高齢化。海蔵川桜まつり実行委員会の羽場誓司会長は「4分の3が枝が落ちるなり、倒木の危険性があると診断報告をもらった」と語った。昭和20年代に植えられたとされる海蔵川沿いの「桜並木」。70年以上たつことから、去年専門家に木の状態を調べてもらったところ、一部の木が倒木の危険性があると診断された。倒木による事故を未然に防ぐため、やむを得ず伐採を決めた自治体もあった。