タイ北部チェンマイで増水した川の中州に取り残された観光客。1頭の大きなゾウが中州にたどり着くと遭難した人を乗せ無事に岸に運んだ。災害救助の現場でゾウが一役買った姿。そんな活躍を目の当たりにした地元の人が、災害救助ゾウを育てようと救助隊に提案。早速、本格的な訓練が始まった。地元メディアによるとこれは世界初の試み。4人がかりで持ち上げなければならない担架を鼻で軽々持ち上げ、倒木の下敷きになった人を怪力で動かし救出。こうした力仕事ばかりではない。大きな脚で心臓マッサージ。器用な鼻でも心臓マッサージ。更に、人工呼吸ならぬゾウ鼻呼吸も。重機などが入れない山岳や水難の現場にゾウがいち早く駆け付けることで被害が軽減されることが期待されている。