カナダ次期首相・マーク・カーニー氏について。これまで政治経験は一切なし、いきなり党首選に出馬をしたそう。候補者4人の中で圧倒的な支持を集めた。「ゴールドマン・サックス」で13年間勤務し、その後2カ国で中央銀行の総裁に就任した。カナダ銀行、イングランド銀行で総裁をつとめたが、イングランド銀行では300年以上の歴史で外国人の総裁は初めてだったという。米・タイム紙では「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれ、輝かしい経歴や端正な容姿から“金融界のロックスター”と呼ばれている。トランプ大統領の関税が最大の危機に直面している中、カーニー氏は「複数の危機を管理し2つの経済を救う手助けをしてきた」などと発言した。2カ国での中央銀行総裁就任時に、それぞれで大きな危機を乗り越えてきたことから自他ともに認める“危機管理の達人”とのこと。前嶋さんは「トランプ氏はカーニー氏をよく思っていない、カナダへの関税措置は避けられないのでは」とした。こういったなか難局をどう乗り越えるのかが注目されている。
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