山口氏が社長を務める山口産業は皮をなめす工場を所有し、動物福祉に配慮した特定の養豚場のものなどを仕入れている。防腐効果のある塩を皮にふりかけておくことで、常温保存が可能なことから、大切な工程の1つ。かつては刃物で豚の毛などを剃っていたが、硫化ソーダなどを使って毛を溶かしてしまう。細かな温度管理をするため、金属製ではなく木製の樽を使っていて、脱毛処理に酵素で洗浄など、あわせて4日は要するという。また、革を柔らかくする上でミモザから抽出したタンニンを使う。
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