大和証券キャピタルマーケッツアメリカ・シュナイダー恵子さんが解説。シュナイダーさんは「今週は、FOMC、雇用統計、アマゾン、アップルの決算と重要イベントが続くので、狭いレンジでの取引となった。アップルはアナリストの投資判断引き上げで、ダウの上昇をけん引。中国での運転支援システムの承認で、バイドゥとの連携が報じられたテスラが15.3%急騰。先週の決算発表以降、株価は35%ほど上昇。円相場が乱高下する中で迎えるFOMCについては、金曜日には票されたPCEコアデフレーターがやや上振れたものの、それまでの強い指標で市場の目線が上がっていたこともあり、金利は低下。FOMCでは年内利下げへのコミットメントの強さが注目されるとともに市場の焦点は15日発表のCPIに写っているとも言われる。AI投資を牽引するマイクロソフト、アルファベット、メタの設備投資額の推移を見ると、今回の決算でさらにAI投資を強化する姿勢が鮮明となった。NVIDIAなどAI銘柄は利益確定売りにおされたが長期的な成長シナリオはゆるがない。今週もアマゾン、アップルの設備投資計画に注目が集まっている」などと述べた。