日本時間の昨夜、米国の消費者物価指数が発表され、前の年の同じ月と比べて2.5%の上昇となった。上昇率は5か月連続で前の月を下回り、2021年2月以来の低い水準。インフレ率の低下傾向は続いていて、市場では、FRB(連邦準備制度理事会)が来週開く金融政策を決める会合で、4年半ぶりに利下げに踏み切ることがほぼ確実視されている。これを受けてのマーケットの動き。消費者物価指数の統計で食品とエネルギーを除いた物価上昇率は市場の予想を下回り、一時740ドルを超える大幅な値下がりとなった。およそ1か月ぶりに4万ドル台を割り込んだが、その後、エヌビディアのCEOがAI向けの半導体需要について強気な見通しを示したことから大きく買い戻され、前日に比べて124ドルの値上がり、4万ドル台も回復した。