ニューヨーク株式市場で8日、ダウ平均株価は一時1400ドル以上値をあげたが、その後下落し、売りが優勢のまま取引を終えた。トランプ政権による相互関税を巡り、トランプ大統領と各国の間で交渉の動きが出始めたことで貿易関係の悪化が避けられるとの期待感が高まり、取引開始直後には買いが広がり一時1400ドルを超える上げ幅となった。しかし、その後下落に転じ売りが優勢のまま取引が終了。市場関係者によるとホワイトハウスの報道官が中国に対する関税率を9日から104%に引き上げると明言したことをきっかけに市場で警戒の動きが再び強まったと見られるという。