北海道・鶴居村はその名の通りタンチョウヅルの観察地として知られている。この時期は多くの写真愛好家や観光客で賑わう。タンチョウと人の結び目になっている音成邦仁さんは普段は教育委員会に所属し、ツルの保護や環境整備などを担当している。ガイドも行っていてタンチョウ愛溢れるライブ感あるガイドを心がけているという。住宅街にも結び目をつくる人がいた。小野いずるさんは自宅でフラワーアートを手掛けている。綺麗に咲いたのにすぐに枯れるのはもったいないと、自分で育てた花で装飾品を手掛けるようになった。いまでは小野さんの活動が村の人たちとの結び目にもなっている。作品に使う花を一緒に育ててくれるようになった。続いて訪ねたのは郊外にあるかつて小学校だった建物。ここにもユニークな結び目があった。埼玉県から移住した福西俊晴さんが案内したのはクラフトビールの工場。新たな特産品にしようと始めたという。隣には直売所があり出来たてが味わえる。こちらは道内ではまだ珍しいテイクアウト、炭酸飲料も保存できる専用の水筒を持参すれば量り売りで持ち帰ることができる。ツルがいる鶴居村、目には見えないけれど解けることのない結び目を見つけられた旅だった。
