パキスタンのディールとアフガニスタンとの国境付近にあるチトラルを結ぶロワリ峠。過酷な道で有名だがこの道を行き来するダウドさんとカリドさん兄弟に密着。早朝、彼らは荷物を積み込み、兄のダウドさんが運転し、カリドさんがガイドする。朝7時に出発し、ほとんどの時間をトラックの中で過ごす。すると標高2000mの場所で雪解け水による急流と遭遇。兄弟2人で安全確認をしながら進んでいく。タイヤをチェックし、ここから雪道に。時速10キロほど進んでいくが、酸素不足で疲労と眠気が彼らを襲う。なんとか3100m地点へ。ここで休憩し再び出発するが最大の難所が訪れる。傾斜が急な45個のカーブを進んでいく。また道はすれ違いも難しほどの狭さである。急ブレーキなどをかけないようにゆっくりと進んでいくが2人が恐れていたj帯が発生する。