中国の習近平国家主席は、アメリカ議会の与党・民主党のトップ・シューマー院内総務らとの会談で、アメリカとの関係改善に前向きな姿勢を示した。中国外務省によると、習近平国家主席は米中関係は世界で最も重要な2国間関係で、人類の未来と運命を決定づけると述べ、両国の関係の重要性を強調したという。そのうえで、新型コロナウイルスからの世界的な回復・気候変動への対応は、中国とアメリカの協力が必要だという。アメリカとの関係の安定化に前向きな姿勢を示した。米中両国では、安全保障分野でのやりとりが滞り、半導体など先端技術をめぐる対立が続いている。バイデン大統領との首脳会談の実現につながりがあり、両国関係が安定化に向かうきっかけとなるか注目されている。