1982年12月12日ジョージア州チャトゥーガ郡でテレサ（18歳）は友人の紹介で知り合ったジョーイとデートすることになっていた。しかし、ジョーイが乗ってきた車には2人の見知らぬ男性がいた。2人の男性はジョーイの親戚トニーとトニーの友人エイブリー。出発から2時間後、民家もない深い森で下車し、目的地「悪魔の館」まで徒歩で移動。「悪魔の館」には白髪交じりの男性チャールズがいた。チャールズはテレサたちを不気味な笑顔で招き入れた。館には使用人ジョセフもいた。悪魔の館は人里離れた山奥に建ち、電気・水道・電話が通じていなかった。
ジョセフはテレサたちを歓迎していない様子だった。アリスたちは悪魔の館からほど近い場所にあるセカンドハウスに移動。セカンドハウスでアリスたちは「真実か挑戦か」ゲームを行った。ルールは「真実→指名を受けた人があらゆる質問に本気で答える」「挑戦→指名を受けた人が無理難題に答える」。途中、エイブリーが車にビールを取りに行った。
ビールを取りに行ったエイブリーがライフルを持って戻ってきた。トニーはチャールズに拳銃を突きつけた。トニーとエイブリーが悪魔の館に来た目的はチャールズの大金を強奪することだった。強盗計画のためチャールズを下調べあげていたトニーは、チャールズの経歴を知っていた。テレサはジョーイと共にセカンドハウスから逃げ出した。携帯電話がない時代で、近くに民家もなく、車を奪って逃げるしかないと考えた。
最初に殺害されたのはジョセフだった。トニーに銃を突きつけられてテレサとジョーイはセカンドハウスに戻った。その後、チャールズを拘束し、セカンドハウスを出ていた、エイブリーが戻ってきた。ジョセフを殺したのはエイブリーだった。チャールズは金のありかについて話すことを頑なに拒み続けていた。なので、エイブリーは金の隠し場所をジョセフから聞き出そうとした。すると、ジョセフが反撃に出たため射殺した。
テレサは悪魔の館から逃げ出した。一方、トニーたちは悪魔の館で金を探した。しかし、金はなかった。また、ジョーイはトニーに脅されて強盗犯の仲間にされていたことも判明した。
事件から4日後、遺体が発見された。2人目の犠牲車はチャールズで、頭部から5発の銃弾が見つかった。手がかりの乏しい連続殺人事件に警察も手を焼いたが、数日後、ミシシッピ州のガソリンスタンドでチャールズの車と近所に住むフェルプスの射殺遺体が発見された。チャールズの遺体の銃弾とフェルプスの遺体の銃弾が一致し、警察はトニーとエイブリーを逮捕。チャールズの車を奪って逃走中だった2人はミシシッピ州のガソリンスタンドに立ち寄った。金がなかった2人は給油中だったフェルプスを殺害し、車を奪って逃走を続けていた。
事件の真相を紹介。金に困っていたトニーはエイブリーと共謀して、チャールズの財産強奪計画を立てた。チャールズは警戒心の強い人物で下手に悪魔の館に近づけば反撃されるおそれがあった。知り合いを通じてチャールズに接触し、「女の子を連れて肝試しのようなゲームをしたいので協力してほしい」と相談を持ちかけた。チャールズはトニーの申し出を快諾。事件当日、4人はチャールズが待つ悪魔の館を訪れた。予定通り、チャールズはあらゆる手段でテレサを怖がらせた。その後、トニーとエイブリーはライフルでチャールズを脅し、強盗計画を実行。しかし、エイブリーがジョセフを殺害し、館に大金もなかった。事前に調べた情報が間違っていた。金がないことが分かると、トニーは口封じのためにチャールズを殺害。その間、テレサはジョーイの家で監禁されていた。なお、エイブリーとトニーは第一級殺人で有罪となり、終身刑を言い渡された。