東京・品川区の大井三ツ又商店街にある「金門飯店」。チャーハンは、スープがついて850円。自家製チャーシューのたれが香ばしさを加えている。餃子は、5個で400円だ。客の6割が注文する名物がナスラーメンだ。値段は、900円。スープは、あっさりとした醤油味で、ピリ辛のあんには、長なすを1本半使用している。麺は、中太の縮れ麺で、あんがよく絡む。メニューは、2代目店主の中山さんが考案した。1986年、ある会社の宴会で店を訪れた社員の一人が、ナスのうま煮をラーメンに乗せて食べ、おいしいからメニューにしたらと言ったことがきっかけだという。なすは、主に九州産の長なすを使用している。皮を少し残すことで、シャキシャキで、とろとろの食感を出している。高温の油に9秒通し、豚と鶏のスープを加え、3種類の豆板醤を入れてとろみをつければ、あんの完成だ。3代目店主の整さんが味を引き継いでいる。