大手クレジットカード会社クレディセゾンが去年7月に開設した情報サイトでは高級イタリア料理店や海外の宿泊施設など富裕層の顧客向けに情報を紹介している。この会員数を増やそうと試験的に導入したのが「動物占い」。1990年代後半に流行した動物占いの知見を生かし、生年月日を入力するだけで顧客の好みなどを分類しようという試み。クレディセゾンでは、顧客の性格を「感性」、「理性」、「比較」の3つのタイプに分類しその性格に合うとみられるパンフレットをそれぞれ作った。クレディセゾンが3種類のパンフレットを顧客のタイプ別に送ったところ0.5%程度だったサイトの閲覧率が6.4%と12倍に増えたという。