モンゴル・ツァガーン・ウール。気温マイナス45度の雪原をバイクで走っているのは女性医師のソブダ。この地域には小さな診療所が1つしかないため、ソブダが回って診療している。ソブダは居住地を転々とする遊牧民をも探し出し診療している。遊牧民を助ける過酷な旅に密着。ツァガーン・ウール周辺には約300人の遊牧民が暮らしているという。ソブダはシングルマザーで一人娘と実家で暮らしている。翌朝、ソブダは馬に乗り出発した。ソブダはにはどうしても見たい患者がいる。それは脳卒中で倒れ心臓に疾患のあるカルク―だった。遊牧民を探す手がかりはトナカイの足跡と遊牧民が連れている犬の鳴き声だけだった。